「自分の夢」を思うとき、よく考えてみると、自分が想像できる枠の範囲内だけで考えていることがありませんか?その枠、実はいらないと思うのです。考え方の「枠」をはずして自由になれば、あなたはあなたのなりたいものになれる・・・自分の夢も、制限をつける必要はなく、もっと本音で望むところを自由に想像していいと思うのです。
人は、その人が定義しているとおりのことしか想像できません。
たとえば「夢」という言葉に対して、「かなえるもの、ワクワクするもの」と定義している人は、自分がワクワクすることを夢にして、向かう途中もワクワクと思い続け、「その気持ちこそが夢を持つ醍醐味」と感じるでしょう。
「夢はかなわないもの、だからこそ追い求める」と定義していれば、そこに向かう気持ちも、達成する方法も違ってきます。「なにかを追い求める」ということに価値を感じるかもしれません。
たとえば「親」という言葉を聞いたとき、反射的に「口うるさい」というイメージが湧けば、親がなにかを言うたびに、「またうるさいことをいっている」と捉えますが、「自分のことを一番に考えてくれる存在」と眺めている人にとっては、同じことを言われたとしても「優しいなあ、ありがたいなあ」と感じるのです。
どちらが「よい、悪い」ではなく、自分が無意識に定義しているとおりに反応し、それにふさわしい経験をしていく、ということです。
自分が「絶対にこう」と思っていることは、実は自分の世界だけの思い込みです。その枠を広げると、
○もっと人生を楽しんでいい
○もっと自由に思い描いていい
○もっと楽しく実現してしまっていい
と、自分の中のストッパーがはずれるのです。
自分の限界を決めていたのは、環境や資質ではなく、実は自分自身(=自分が定義していること)だったんだ・・・・と気付きます。
この本は、「私はその言葉をこう捉えている」という私自身のDictionaryです。ランダムに1000語を選びましたが、その言葉を見たとき聞いたときに、すぐにイメージが浮かぶことだけを書きました。
使い方はまったく自由です。読んでいるうちに、自然と考え方の枠がはずれるかもしれないし、悩み事が小さく感じるかもしれないし、新しい自分を発見するかもしれません。
自分は自分のなりたいものになれる、そう思うと、それだけで「人生って楽しい」と感じます。世界が違って見えて、ワクワクしてくるのです。