船井幸雄 浅見帆帆子 ちょっと話してみました
経営のカリスマ、船井幸雄氏と、孫ほども年の離れた著者の対談集。船井氏の見えない世界の話を浅見帆帆子が独自の言葉で訳し、編集も著者自身が担当。飛んだ話で盛り上がりすぎて、編集者がついていけなかったという説もある。また、「飛んでいる」部分をかなり広範囲にカットしているため、今後、すべてを出した本音の対談本も期待されている。
出版社:グラフ社
価 格:¥1,320(税込)
発行日:2003年10月1日
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まえがき 船井幸雄
本書は、東京の芝公園にある船井総研のビルの私の部屋で、数時間、浅間帆帆子さんと対談したものをもとにできたものです。
ただ、二人だけで対談しますと、一般の人たちの理解しがたい話が多くなる可能性が強いというので、グラフ社から複数の男女の編集部員が参加し、彼等の質問に帆帆子さんと私が答え、話し合うという形ですすめられました。
ともかく、質問する編集の方たちは、普通の人というか、見えない世界の知識など、まったくお持ちでないと言ってよい人たちでした。
帆帆子さんと私の対談には、およそふさわしくない「ちぐはぐ」な質問が次々と飛び込んできます。それは本書を読むと、おわかりになると思います。
二人でかなりていねいに、それらに答えていたのですが、時には興にのって、質問をそっちのけにし、二人で好きなことを話したこともありました。
それらが、忠実にリライトされてきたのですが、それを見ると、リライトしてくれた編集の人たちが、二人の言いたいことをほとんど理解していないことがわかりました。
そこで、出来上がった原稿に、帆帆子さんがまず手を入れ、それにさらに私が入念に文章を付加したりなどで手を入れ、やっと、ほぼ納得する原稿になりました。
私の著書はひとりで書いたものだけでも二〇〇冊くらいあります。編集、共著を含めると三〇〇冊くらいはあるでしょう。
一九八〇年(昭和五十五年)以降に出した著書には、折にふれて私の確信をもてる知識の範囲で「上手な生き方」「正しい生き方」「人間のあり方」などとともに、「世の中の構造やルール」を説明してきました。しかし、なかなか読者に私の伝えたいことが伝わらなかったのです。
ところが、昨日から本書の原稿を読み、文章を訂正したり付加したりしている間に、本書によって、かなり「正しく伝わる」ように思えてきました。
それは、帆帆子さんの素直なわかりやすい解説(?)が、ついているからです。
今、「世の中」が大変化の途次にあります。そのため、一人でも多くの人に、本書で書かれたようなことを理解してほしいと思っていましたが、帆帆子さんのおかげで、それがかないそうで、本当に喜んでおります。
まえがき 浅見帆帆子
この対談本は、わたしと船井幸雄先生が思いつくままに本音で話してしまったものです。その結果、俗に言う「見えない世界」に話が飛んでしまうことがたくさんありました。「見えない世界」のことに触れずに、この世の仕組みを語ることはできないと思うし、そこを理解すれば、人生のいろいろなことが解けるだろうと思うからです。
ただ、わたしは船井先生のように「この世とあの世の仕組み」や「人間が生まれてくる意味」などについて専門的に研究したことはありません。
日常生活の中で「多分こういうことだろう」「理由はないけど、この世とあの世はこういう仕組みで動いているんだろう」と漠然と感じているだけでした。
今回の対談を通して、わたしの感覚だけの理論を、長いこと研究していらっしゃった方に証明していただけたような気持ちです。
「やっぱり、この感覚でいいんだな」と、思いました。
目次
- まえがき 船井幸雄
- まえがき 浅見帆帆子
- 人生の大半の出来事は、決めて生まれてきた
- 「死」とは何か?
- あの世のようなこの世にしたい
- 人の使命について
- 直感で選ぶとは
- 成功の三大法則‐素直、勉強好き、プラス発想
- 意識と波動
- こうすれば、正しく上手に生きられる
- 地球がもたなくなっている
- 真実を知る人がたくさん出現してきた
- 結婚、男女間、子育てについて
- 本物を見分ける
- 霊の話
- 宗教について
- これから先の希望、目標について