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あかるいほうへ

元気が出ない朝もあるし、自分が小さく感じる夜もある。 一歩も前に進みたくないときだってある。 だけど、ゆっくり休んで歩き出したくなったら、あかるいほうへが楽しい...。 心を温めて、元気が湧いてくることばを添えた写真集。

出版社:小学館
価 格:¥1,100(税込)
発行日:2015年4月8日
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あかるいほうへ

私たちの毎日は、自分自身の「意識」にかなりの影響を受けています。
その人が毎日思っていること、意識を向けていること、それによって次の言動が決まり、それに応じた事柄を引き寄せ続けています。
人は、自分が意識している(アンテナを立てている)ことに反応する生き物ですから、自分が望むものにアンテナを立てれば、 それに関係あることが生活に表れ、不安や心配事に意識を向ければ、それが拡大して日常に起こります。 ですから、あなたが考えるだけでワクワクすること、自分の人生に必要なものや経験したいこと、あなたが本音で望んでいることに、 もっともっと意識を集中させていいのです。 そこに意識を集中していると「ふと目に留まった」「なぜか心に残った」という偶然を装って、それに必要な情報が集まってきます。
その偶然の一致(シンクロニシティ)を追って行くと、必要な人と出会ったり、 必要なことが起こったりしながら、あなたが望んでいたこと(意識していたこと)にだんだんと近づいていくのがわかります。
すべては自然な流れで起こりますが、まるで仕組まれたかのようにそれが起こり、「なぜそこに目が留まったのか」という小さなことですら、 偶然はないことがわかります。この仕組みを知ると、起こることに無駄なことはひとつもない、という安心感が生まれるのです。

そして、なにかを見たとき、聞いたとき、考えたときに、ふと心に浮かぶこと、なぜかそう思うこと、理由もなく感じることは、 すべて「直感」です。その物事がどんなふうに展開していくのかを、事前に教えてくれる……うまくいくから、ワクワクするのです。
すべてにおいて、それを選ぶかどうかの答えは、いつも自分の本音が教えてくれる、ということです。

私とRitsukoさんのご縁も、そんな偶然の一致や直感のつながりによって始まりました。
今から数年前、西澤律子(Ritsuko)さんから、ご自身のはじめての本「What a Wonderful World !」が送られてきました。 同封されていた手紙には、私の本との出会いから、カナダに渡って帰国するまでのあらゆるストーリーが温かい言葉で綴られていました。 そのカナダ滞在中に撮った写真……それに私は丸ごと惹きつけられたのです。 早速私の「好きな本コーナー」に飾り、たまにページをめくって、「かわいい(*^^)」と、ほっこり気分に浸っていました。
さらに数年後、西澤さんから再び連絡があり、小学館からの新刊に言葉をつけることになりました。 「言葉を書く人」に私を推薦したのは、それまで一度も面識のなかった小学館の編集者Oさん。 OさんはRitsukoさんと私のつながりについてはまったく知らず、ふとした直感から私の名前を出した、とのこと…… OさんとRitsukoさんと私、それぞれの思いが不思議な具合に繋がったのです。
「不思議な具合につながった」と書きましたが、当然のことだと思います。 どんなことでも、お互いのエネルギーが噛み合っているものは、時期が来れば必ず出会うし、ほおっておいても必ず盛り上がるようになっている…… そう思うと、それぞれの感覚を信じて進んでいけばいいというさらなら安心感が生まれるのです。
そんなホッコリした気持ちが湧くのは、そこに進んでいいというサインです。
それぞれの人が自分の本音で感じること、ワクワクすることを選んでいけばいい…… そういう思いをこめて、このタイトルが生まれました。
皆さまひとりひとりが、あかるいほうへ自由に進んでいくことができますように。
今日も、あかるいほうへ。
浅見帆帆子
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