外からのお客様とご家族との待ち合わせの場所に、もちろん入居者の皆様もどうぞ
私の絵本のキャラクター、ダイジョーブタを描いてしまいました。
ホットケーキはメニューにございません・・・。
ちょっとした小物、写真立て、家族との思い出の品物や趣味のコレクションなどを飾る場所がほしい・・・・と思い、洋服のクローゼットのほかに、「飾り棚」としての家具を作りました。
奥行きのある棚にすると、部屋が狭く感じるので、壁と一体感があるようにデザインしました。上部の棚は奥行き20センチなので、圧迫感はありません。
入居のときにカーテンを選べるようにしました。
誰にでも好みの色合いがあるわけですから、壁紙などは選べない分、せめてカーテンは選ぶことができたら・・・と思ったのです。今回は3種類ですが、これからもっと数を増やすことができたらいいなあと思っています。
各居室の表札には、花の妖精の絵で有名な「Cicely Mary Baker」のポストカードを額に入れました。「一番はじめにこれに目が行った」「昔から好きだったんです」と気づいてくれるご入居者様(特にその家族の方)は多いのですが、男性はあまり興味がないですよね(笑)。一部屋ごとに絵が違います。
カーテンを閉めたとき
白い椅子を使いたいと思っていました。一之江は各階に食堂がある(=ひとつの食堂のスペースが広くない)ため、重い色の家具を置くと部屋全体が暗く沈むためです。 白といってもビニールレザーなので汚れはふき取ることができ、同時にビニールレザーにありがちなツルンとしたチープ感はない生地を選んでいるので、革のように感じると思います。背もたれに取っ手をつけているので、見た目ほど重たくありません。
いつも思うのですが、女性にとって、椅子に座ったときにクッションがあると腰が楽ですよね? 特に座り心地を考えたどっしりした椅子、奥行きの深いソファなどは、背中をつけるとかなり体が後ろになってしまう・・・・高齢者の方々にとってはなおのことだと思います。そもそも、足の長い男性と小柄な女性が同じサイズの椅子ということ自体に無理がある・・・そこで今回は、食堂の椅子にもすべてクッションをつけました。
王道のチェック柄です^^ ビニール加工した生地を裏返して作ったので、こぼしても中のクッションまで染みていきません。
この壁面の棚もとても気に入っています。
それぞれの穴につけたダウンライトが温かい雰囲気です。
一之江は、それぞれのフロアで生活が成り立つようになっているので、ラウンジの数が豊富です。
そういえば、今回、各階のエレベーターホールの床に、大きく番号を入れました。これは、私自身が工事中に館内を歩きまわっていたときに、いつも「あれ、ここ何階だっけ?」とわからなくなったので、エレベーターを降りたときにはっきりとわかるようにしたかったのです。
落ち着いてお話ができるようにお花や鳥が飛んでいる廊下の雰囲気と、一味変えました。
この椅子の生地も、金糸とこげ茶のビロードでとても高級感があるのですが……写真だと伝わりませんよね。この部屋で一番高級なのは、この椅子生地だと思います。(笑)
ご入居者様と訪問されたお客様が食事をする場所としてもお使いいただけます。
その椅子と同じような生地の飾り物が欲しくて、できれば箱のような物……
と探したのですが、見つからなかったので私が作りました。