Diary 浅見帆帆子の日々

June 2005

Vol.1

     こんにちは。関東は梅雨入りしましたが、今日も・・・・・・、晴れていますね。今が一年中で一番日の長さを感じ
   られるシーズン、まだ夕方の4時くらいかなと思って時計を見ると、7時近いことがよくあります。湿度もなくて、
   お昼寝にも快適です。

party.jpg 
北原照久さんの葉山宅でのガーデンパーティー
 

    さて、来月から雑誌の連載をすることになりました。「美生活」という会員制のライフスタイル雑誌です。この雑誌、
   中に使われているインテリアの写真や、雑貨小物のレイアウトで、「ハッ」と感じるページがたくさんあるのです。
    「藤製の椅子に本が積み上げられている」ただそれだけの何気ないカットにも、全体の色のバランスや背景など、
   すごく考えられていることがわかります。
    「ものすごく考えられているのに無造作(自然)に見える」これが最高に格好いいです。ファッションでもメーキャッ
   プでも同じではないでしょうか? 気を張って頑張っているようには見えないのに、なんだか洗練されている、
   ナチュラルなのに垢抜けている、わたしが「いいなあ」と思うスタイルです。

   私は小さい頃から洋書のインテリア雑誌がとにかく好きで、洋書雑誌を読んだときのあの感覚= 「どのページの
   どんな小さいワンカットにもうっとりできる」という感覚を、日本のインテリア雑誌にも求めています。たとえば、
   洋書のインテリア雑誌にリビングルームが写っている……このとき、メインのソファ、クッション、サイドテーブル、
   ソファの後ろの絵・・・・・・などがマッチしているのはもちろんですが、洋書の場合は、ページの端っこに半分切れ
   ているように写っているもの、部屋の奥に何気なく置かれている布の色、窓の向こうに見えるガーデンの隅の
   「じょうろ」まで、どれをとっても、何気ないように見えて、ものすごく考えつくされていることがわかります。

   今回の連載を通して、私なりの「美生活」ってどういうものなのか、いろいろなことを吸収したいと思います。


2005年6月 浅見帆帆子

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