Diary 浅見帆帆子の日々

February 2011

Vol.2

茶道の初釜です。

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 私は、母娘共々ずっとお世話になっている、「このおばあさま先生のように年をとりたい」といつも思っています。 「こうあるべき」という枠がなく、いつもご自分の人生を心から楽しんでいらっしゃる…… 90才を過ぎた御歳であるのに、海外旅行もおしゃれも若い人同様に味わっておられます。 普段のお稽古のときから、美術館並みの茶器や掛け軸を使わせてくださるのですが、こちらがうかがわない限り、歴史や知識を披露されることもありません。 「形や形式は重要ではありません」なんて言いながら、実は形式にこだわっている人はたくさんいるものですが、形式の世界を十分に知っていながら、それにこだわっていらっしゃらない本当に素晴らしい方です。 楽しくおしゃべりしながらお稽古したい人にはそれなりの、私のようにみっちりと仕込んでほしい人にはそれなりの接し方をしてくださるところもありがたい……この先生がいらっしゃるからこそ、のんびり屋の私も細々と続いているのです。 

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うさぎ、拡大するとかわいい
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2011年2月 浅見帆帆子

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February 2011

Vol.1

 1月下旬、神社本庁の方々と伊勢神宮に行って参りました。 (今、これを書いていてふと思ったのですが、「行って参る」というのは、「行ってお参りをする」という意味もあるのかしら……)。 二日間かけて、外宮、内宮、倭姫宮、瀧原宮、神宮徴古館などをまわりました。

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 実は今、「神道をとおして感じること」の本を書いています。
 伊勢神宮には学生時代を含めて2回お参りをしたことがありますが、内宮参拝もお神楽を拝見するのも今回がはじめて。 神主さんと共に内宮に入り、自分の体がズッシリと地に根を生やすような、とても静かな時間をもたせていただきました。 いざお参りの段階になると、二拝二拍手のあと、頭が真っ白になってなにも出てこないものですね。 自分の名前と住所を名乗ったあと、「どうぞよろしくお願いいたします」と頭を下げました。

 

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 別宮も本宮と同じように20年に1度の式年遷宮を行います。 右から左に、また左から右に……すごいことですね。 空いている敷地にも、神様のお留守を守るかのように小さなお社が建てられています。(写真右側)

 神宮参事の河合真如様からのお話をとおして感じたこと、実際に歩いてふと思ったこと、日常生活のなかにまぎれている神道的な考え方、 形にこだわらない不変なもの……でも!手を抜いてはならない形を守ることの意義、今この世に生きている人それぞれの役割……など、 静かな興奮とともに感じることを、次回作に書こうと思います。

~おまけ♪~

灯篭の上に鶏のつがいが!!
鶏って、飛べるんですよね~。
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巨大な灯篭

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「おじいさんは山に芝刈りに……」
にぴったりの竹かご。
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おかげ横丁にあった招き猫。
足、広げすぎじゃない?(笑)

 

最後に、朝熊山の頂上から、伊勢志摩の絶景を眺めました。

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2011年2月 浅見帆帆子

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