NPO法人「School Aid Japn (以下SAJ)」の活動で、2回目のカンボジアに行ってまいりました。
大きな建物、外資のレストランなど、国が成長していくのをリアルに感じます。
今回のカンボジア訪問の一番の目的は、
SAJのお世話で、昨年から私の里子になってくれた「タン・ヴィサール」君に会いに行くことです。
SAJが運営する孤児院「夢追う子供たちの家」に到着。
みんながお出迎え |
私の里子、「タン・ヴィサール」君、やっと会えました。
数ヶ月おきに、手紙と絵が届きます。
手紙には、いつも「僕のママへ」と書いてあって、照れます^^
1組に1人通訳がついて、 一緒にお昼ご飯をいただきます。 |
胸につけいる将来の夢には「Soldier (兵士)」とありました。これはポルポト政権の影響?兵士ってなんだかちょっと・・・・・・
と思って通訳さんに聞いてみると、おじいさんが軍人さんだったからだという。見たことのある職業の種類が少ないので、
身近にいた人の職業を上げている子も多いらしい。「飛行機が好きならパイロットは?」なんて、「兵士」というものから
気持ちをそらそうとしたり・・・・・・おかしいのは、「うちの子には、こういう仕事についてもらいたい」というような親の勝手な
エゴがすでに芽生えていたこと(笑) それぞれの里親が、みんな「うちの子が一番」という目で里子を眺めているのが
ほほえましいところでした。
ヴィサール君は、 |
お土産に、「レゴ」を持って行きました。日本人にも人気がありますが、カンボジアの子供たちにも大人気でした。
はじめは使い方のわからなかった子供たちも、家をつくったり、飛行機をつくったり・・・個性が出ていました
ヴィサール君には、飛行機ができるレゴセットをプレゼントしました。説明書を見ると、かなり細かい・・・・・・やはり末っ子は腕白で
まず自分が手を出したがります。ヴィサール君とお兄さんは、弟がわからなくなるまでジーッと眺めて手を出さず、難しくなると
教えてあげながら進めるという・・・・・・かなり優しく賢い感じがしました(親バカだなあ)
完成~♪ |
学校の補習授業を見学しました。
微分、積分!? 思っていたよりずっと難しい 数学をやっていたので 驚きました。 |
でも、教科書などの教材不足で、小学生レベルから突然この難しい内容になってしまい、
ついていけない 子供も多いそうです。
英語の授業では、間違えた文法を教えている先生もいました。
でも、先生の基準が低いのも仕方ない・・・・・・英語の勉強ができるだけでもまずは!ですよね。
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成績優秀で、高校入学を果たした、 スレーノイちゃんに、 お祝いのプレゼントを渡しました。 |
歓迎として披露してくれる伝統舞踊の数々も、レベルアップしているようでした。
SAJ代表の渡邉美樹さんと。
数年前に渡邉さんからカンボジアのことをお聞きして、
孤児院のことを知りました。
SAJが運営する農場も見学に行きました。
カンボジアの中でも貧しい地域の土地に、収穫できる作物を研究中。 |
水問題が解決していないので、収穫できるものは少しのようです。 |
カンボジアだけに「カボチャ」は 育っていました。 |
ひまわり、トウモロコシ、レモングラス、落花生なども収穫できそうです。
農場で働く現地の方が暮らしている小屋 |
専属でずっとついてくれた通訳のソターさん。 |
農業に必要な水を確保するために作った貯水池。
昨年のカンボジアの水害で、川から天然のなまずが流れこんでいました。
ふと足元を見たら、、ガラスの球が落ちていました。
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観光で、プノンペンから車で1時間半にある「ウドン」の町へ行きました。1600年代~1800年代半ばまで、カンボジアの
首都だった町です。ベトナム戦争で、アメリカ軍に広範囲で爆撃を受け、1977年に、ポルポトの率いるクメールルージュ党に
よって壊滅させられました。 かつて、日本人の町もあったそうで、「うどん」の語源になったという説もあります。
ガイドをしてくれたり、脱いだ靴を守ってくれたり、お供えの蓮を売って生計をたてる子供たちもたくさん。
途中にあったハスの池 |
お猿さんがいっぱい |
頂上からの景色。
かなり広範囲に荒野でした・・・。
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SAJで通訳をしてくれていた、チャンタイさんのご自宅に遊びに行きました。
プノンペンの近く、日本の感覚でいうと、新興住宅地のような場所でしょうか・・・。
家のまわりをお散歩して、人々の生活をほんの少しのぞかせていただきました。
←ゴミや瓦礫が落ちている道で、 裸足で遊ぶ子供たち |
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生まれてはじめてバイクに乗りました。 |
里子たちの手紙にクメール語が書けるように、 教科書を買いました。 |
全体を通して感じたことは、とにかく「ボーっとしている男性が多い」ということでした。
東南アジアにはよくあることですが、男尊女卑の歴史が長く、働くのは女性の役割・・・・・・そのあいだ男性は、家を
片づけるわけでもなく、寝っ転がったり、ご近所さんと話していたり、その「なにもしていない男性」が、とにかく目につく
のです。東南アジアでよく目にする、ボーっと外を眺めて座っている姿です。たとえば、家のまわりに落ちているゴミを
少しまとめるだけで、部屋のなかを少し整頓するだけで気持ちがさっぱりし、なにかが上向くのになあ・・・という考え方は
ないのかもしれません。
そんななかで、子供たちだけが元気。 |
「3丁目の夕日」のような、いいシーンでした(笑)
空港で。 バイバイ、またね。 |
2012年3月