3月のカンボジア訪問の帰りに、ベトナムに行きました。
ベトナムに来たからには!ということで、アオザイ作りです。
(お店:NHA TRIEN LAM MY THUAT ART GALLERY)
私の好みは、薄~い生地がユラユラして涼しそうな色で、 |
現代的な斬新な柄ではなく、古典的なもの。 |
ハスの柄もいいですよね~ |
だんだん疲れてきた店員さん(笑) |
次の日に完成~♪
上は薄ピンクの上に薄紫の2枚重ね、下のズボンは薄い黄緑にしました。
アオザイって、ものすごく「Hな衣装」だということがわかりました。ボディラインぴっちりなのに、肌はすべて隠れている
ところが余計に・・・・・・ですよね。そして一般的に、ズボンの上数センチのところまでスリットが入るので、わき腹が
必ず見えるようにできているのです。歩くたびに、肌ががチラチラ、生地がユラユラ・・・・・・慣れないと、とても気を使う
衣装です。(ですので、ベトナム以外で着ることはできないと思う・・・・・・)
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アオザイを着て、はじめてきちんとしたベトナム料理をいただきました。
❤❤❤
一緒に旅をしていた仲間の会社の、現地での工場を見学させていただきました。ユニフォームの製作をしている工場です。
ひとつのレーンをずっと追っていくと、一着の洋服ができあがります。生地に図面をひく人も、裁断をする人も、
全体の一部分だけを縫う人も、アイロンをかける人も……どの人も「それ専門」のプロ! 鮮やかな作業は、いつまで見ていて
も飽きないものです。
洋服のデザイン……実は興味ある……う~ん、想像がムクムク・・・。
ホーチミンでは、コンチネンタルホテルに泊まりました。ここ、コロニアル調で、とても私好み♪
お部屋ツアーをしてみると、それぞれの部屋に特徴があり、個性に溢れていました。
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これが私の部屋↑
ここが一番いい!! と絶賛だった友人の部屋↓
手前のベッドコーナーと、奥のくつろぎスペースのあいだの区切りが
とっても素敵でした。
こういう木の風合いって |
当時の木材だからこそ、出るのですよね~ |
座ると、すだれのような木の部分が、 体の形に馴染みます。 |
こういう小物ひとつ、 日本のアンティークショップで探すのは大変 |
朝のテラスからの景色、向かいはオペラ座 |
このドアノブ、彫り模様・・・・・・ 趣味がインテリアの私としてはムズムズする・・・。 |
朝食の場所。
上に上に、自由に伸びた大きな木がありました。
なんだか本当に居心地が良く・・・・・・、
はじめての場所なのに どうしてこんなに落ち着くのでしょう・・・。
ふと気付いたら、私たちを残してまわりではお片づけが始まっていました。
❤
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ホーチミンからプロペラ機で1時間くらい、 ベトナムの南のリゾート、ダナンに行きました。
まだそれほど知られていないリゾートなので、ほとんど貸切状態、
ハイアットリージェンシーは、私が勝手に感じている「ハイアット系列らしさ」がいたるところに見られました。
ロビー |
その奥に広がるホテルの敷地風景、一番向こうがビーチ |
翌日、男性陣は仕事に出かけ、女性陣はホテル散策。
←この椅子、欲しい~。絵付けがされている部分は陶器です。 |
せっかくフェイスブックを始めたからには・・・と、 せっせと更新中。慣れていなかったので、 うまくいったり失敗したり、 何回も日本に連絡してしまいました。 |
私たちしかいない白砂ビーチで、貝をひろいました。
きりがなく、次々ある。 |
さっきより、もっときれいな形。 |
まだまだ |
もう、これでホントに終わり |
だって、こんなにきれいな貝が、 ゴロゴロ落ちているんです。 「ここは絶対に恋人と来るべき 場所よね・・・」 と友達と苦笑い。 |
プライベートビーチの向こうに、 漁師さんたちの船がありました。 ベトナムの籠バッグなどでもよく見る 籐を固く編んだものを 固めてありました。これで 水が浸みないとは驚きです。 |
貝拾いだけで疲れて・・・お茶(笑)・・・休んでばかりです。私の友人は、前世から続いているという私たちの物語を
ずーっと語っていました。本人いわく、「ただの妄想」だそうですが(笑)、聞いていると、未来にやってみたいことがいろいろ
浮かんでくるから不思議でした。この景色に刺激されたのかな・・・。
この日は満月だったので、ディナーのあとも、みんなでビーチへ。そこで面白いことがありました。
友人とふたりで写真を撮ってもらったら、オーブがたくさん写ったので、「今度はみんなで」と男性陣も一緒に撮ってみると、
ひとつも写らないのです。もう一度ふたりになると、また写る(笑)・・・同じ場所で同じカメラ設定で撮っているのに不思議でした。
こういうものは、写ったからといって「だからなに?」という程度に私は捉えているのですが、「邪心のある人は写らないの
よね~」ということにしておきました^^
❤
❤
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ダナンから車で40分くらい、世界遺産の町、ホイアンにやってきました。
ホイアンは、16世紀末以降、ポルトガル人、オランダ人、中国人、日本人が来航し、国際貿易港として栄えた町で、
その異国情緒溢れる町並みが世界遺産に登録されています。
日本人が作ったと言われている「日本橋」と呼ばれている橋があります。
橋の上からは、海につながるトゥーボン河が見渡せます。
町の移動手段。 |
木彫りのが顔の形になっている工芸品を発見 このワンピース、すごくかわいかったのに、→ 英語が通じない人で降ろしてもらえなかった(笑)→ |
細い道の両脇に並ぶ木造の建築物を見学。
コイン3枚で吉凶を占う遊びをやりました。
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2階から町を見下ろす |
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歴史博物館や陶磁器博物館にも寄り……、一番最後、「Cantonese Assembly Hall」と呼ばれる中国皇帝の廟を訪れたとき、
面白いことがありました。
門をくぐり、奥の本院につづいている中庭に足を踏み入れた途端、ものすごく懐かしい感覚につつまれたのです。
なんだっけ、ここ、どこだったけ・・・。そこは、和洋折衷……いろんな国の要素が織り混ざった楽園のようなところでした。
植物はアジア的ですが、木の下のベンチはイギリスを思い出させる・・・なによりも、はじめて来た感覚がなく、
「昔、こういう中庭を囲んだ回廊のあるところに住んでいたような・・・」という気持ちになったのです。
こういうお庭、いつか作ろう、 |
不思議に思いながら、奥の廟に進むと、なんとびっくり、「帆」という漢字が書かれた大きな船が祭られていたのです。
「え?なに?ここ、なんなの?」と思っていたら、この場所は、皇帝の廟であると同時に、「何事もなく海を渡ることができたこと
に感謝する、航海や船の神様」が祭られていたところだったのです。
天上から下がっていた、逆さまの円錐のような渦巻状のものは、 |
こういう椅子、すごく欲しい。
日本で探すと、数が揃わないのですよね。
ホイアンの町にはゴロゴロありました。
とにかく、あの中庭で感じた気持ちの感覚は、初めての経験でした。これまで私は、特定の場所や初めての場所に懐かしさ
を感じるような経験・・・・・・それこそ2010年のイタリア旅行のとき、フィレンツェの「花のドゥオーモ」で母が感じたようなことは、
人の経験として聞くことはたくさんありましたが、私自身が体験したことはなかったのです。
こういう感覚を味わうと、「きっと前の人生で、私はこのあたりにいたんだろうなあ」と自然と思うものですね(笑)。
実は、これと同じような感覚を、カンボジアのウドンでも感じました。ウドンの町の寺院に登っていたとき、私のまわりに
群がって来るたくさんのカンボジアの子供たちを見ていたときに、「私、前にもこういうことをやっていた」という根拠のない、
でも確かな感覚に襲われたのです。
面白いですね。きっと、それぞれの人が、それぞれの人に縁のある場所に行けば、自然とそれを感じるのだと思います。
それこそ、まさに「縁」なのでしょう。
そして、訪れるタイミングでさえ、なにかの準備がそろったベストタイミングなのだろうなと思います。
そんなわけで、今回のカンボジア・ベトナム旅行は、私のなかでとても大きなものになりました。
2012年4月