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楽しみにしていた「毎日ふと思う10　港が見えた」を読みました。その中で、「親がどうであれ自分の人生は自分で変えることができるから、親や環境のせいにするのはもったいない」と書かれていることについて教えてください。 私は、母親から主に言葉による虐待をうけて育ってきました。私が高校生になったころからは、母の相談相手でもありました。２０歳ぐらいから、いろいろな後遺症が出てきて、医師の診察をうけたり、カウンセリングをうけてきましたが、なかなか乗り越えられません。 私は、帆帆子さんの本に出会い、「自分の蒔いた種は自分で摘むことになる」ということを知り、母と、精神的にサヨウラしたいと思い始めました。 自分の体が弱かったことや、収入にも不安があり実家暮らしを続けていましたが、このままでは幸せになれないと思い、やっと半年ほど前から一人暮らしを始めました。マイナス思考になりやすいところなど、なかなか内面的に変わることができません。ずっと抱えてきたモヤモヤしたことは、どうしたら手放すことができますか？過去とサヨナラして、自分自身が幸せになりたいです。教えてください。（31歳、女性）

～浅見帆帆子からの回答～
 「お母様と精神的に離れよう」と決心されときから、あなたの流れには確実に変化が起きています。あとは、お母様からなにを言われようと、「それに動揺するのはやめる！」と決めることです。お母様にも、そういう言葉が出てきてしまう歴史や長年の考え方の蓄積がある……だから仕方ないんだな、と思い、そこに振り回される自分をやめればいいのです。
きちんと決めると、その言葉が良い意味で心に染みないようになり、心で受け止めなければ、それがあなたにマイナスの影響を与えることはありません。
同時に、「お母様を変えようとしない」ことです。変わるときは自然にやってくるので、それまで距離を置きながら普通に付き合うことです。こちらが変わると、向こうも変わります。ただ、相手が変わることを期待してこちらの態度を変えるのではなく、「マイナスの影響は受けない！」と決めて眺めるだけでいいのです。